またまた、続きね。

社長がここに居ること自体が不思議なのに、何か話がある様子って事は、
絶対何かある!!
でも、話の見当が付かない・・・。
何だろう・・・?

部屋に入ったら、すかさず社長がカギを閉めた。
いったいこれから何が始まるの?

部屋は6畳の部屋が縦に繋がったような作りで、部屋を見渡すと壁と棚に
ダンボールが一杯有った。
そして、事務用の机が4つ置いてあった。

ココからは話の再現。
部屋に居るのは、Y氏を除いた5人。

社長:どうもお疲れ様。・・・・・。実は、会社潰れます・・・。

私達:えっ?!今、何ておっしゃいました?

社長:もう既に弁護士と相談していて、18日の月曜日に倒産の手続きををする事になって
   いる。
しかし、影で業務内容が同じ新会社を用意してある。その新会社を君達4人でやって欲しい。

私達:・・・・。あの、他の人達はどうなるんですか?(私がいた部署は全部で11人いまし   た)
みんな18日から引越し先で仕事するって思ってると思うのですが・・。

社長:その人達については、18日に今月の給料分とちょっと上乗せした物を現金書留で郵送する事になっている。
一つ、良いかな?
この話は絶対口外しない様にして欲しい。
噂が立つとそれこそ他の人達に払うつもりでいる給料も出せなくなってしまうし、新会社も危なくなる。
いいね?

私達:・・・・はい。

社長:いつまでもこのアパートに居るつもりはない。なるべく早い時期に新しい場所を確保するから、よろしく頼む。

私達は今の話を理解しようと必死のあまり、身動きが出来なかった。
社長の「じゃ、戻ろうか」の言葉で我に返った。

後から本人に聞いた事だけど、さすがに先任者のAさんは知っていたんだって。
直前まで知らなかったのは私とBさんとCさんだけ。

この時から、さまざまな葛藤が始まったのです。

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